鴻ノ池禅友会

鴻ノ池禅友会 「初夏の朝食会」
     −奈良の名所・伝統行事−

鴻ノ池禅友会 「初夏の朝食会」

日時  平成25(2013)年7月21日(日)
     8:00-

会場  奈良市中央武道場 会議室
     630-8108奈良市法蓮佐保山
     4丁目1-2
     TEL.0742-26-1060


主催  鴻ノ池禅友会
     会長 中原一則

話題  ・春日若宮「おん祭」
     ・奈良大文字送り火と
       「大文字行」
     ・八重の桜と「宝蔵院流槍術」
         
春日若宮「おん祭」
講師  上木武憲(禅友会会員)
春日若宮「おん祭」日程

中世における興福寺と春日社の隆盛と藤原氏




奈良大文字送り火と「大文字行」
講師  宝蔵院流高田派槍術 第二十一世宗家 一箭順三(禅友会会員)

「奈良大文字送り火」

・大安寺安置の殉国英霊碑
・霊記と祈願参拝
・霊記について

・霊記、慰霊祭会場に到着
・春日大社による神式慰霊祭
奈良大文字保存会会長祭文奏上

・30ヶ寺による仏式慰霊祭
・霊記読み上げ供養

・高円山火床
・高円山火床・読経供養
奈良大文字送り火・点火

「大文字行」
・8月1日から15日間、朝4時から2時間道場に正座し、英霊供養の般若心経を唱える。
・多い日には40〜50人もの人たちが鍵田忠三郎先生と共に大きな声で般若心経を唱和 
・15日間唱え続けた般若心経を、15日夕方に飛火野において奈良県出身の英霊3万柱に御供え
・私は昭和47(1972)年、第13回目から参加。
・体力的にも厳しい行であったが、鍵田先生は率先して遂行。
・平成6(1994)年大文字行の初日、8月1日の行を終え、私達が帰った後に鍵田先生倒れる。その年の10月26日に逝去
・鍵田先生は35回大文字行を続けてこられた。
・翌日からの「大文字行」は、河原淳悟先生の後見を得て、竹下克朗先生と私が交代で臨時導師を勤め、15日間の「行」を完遂。
・しかし翌年の7月
 「大文字慰霊祭」  継続
 「大文字行」     中止  
             との発表あり。
・「英霊の祀りをどうするのか」
・翌年(平成8年)の7月、「おまえがやれば宜しい」との啓示
・平成8年からは一人で大文字行
・平成19年、同志に呼びかけ、数人で「大文字行」を遂行。以降今日に至る。 




八重の桜と「宝蔵院流槍術」
講師  宝蔵院流高田派槍術 第二十一世宗家 一箭順三(禅友会会員)

概   要
 2013年NHK大河ドラマは「八重の桜」です。
 幕末の會津藩を舞台とし、その主人公は鶴ヶ城に500人の女たちと立て籠もり、銃を持って戦った山本八重(後の新島八重:同志社創設新島襄の妻)で、綾瀬はるかさんが演じます。
 会津藩は藩政改革の中心に「教育の振興」を掲げ、「人材の育成」を教育目標として藩校・日新館を創設し、すべての藩士たちに文武の教育・稽古を幼い時より徹底して行っていました。
 この道場・日新館には私どもの「宝蔵院流高田派槍術」が伝えられており、藩士たちによって熱心に稽古がなされていました。
 今回の大河ドラマ「八重の桜」にも、道場での宝蔵院流槍術の稽古風景が登場しました。その制作・収録に宝蔵院流槍術も協力し、伝習者も出演しました。
 今回の朝食会では、「八重の桜」宝蔵院流槍術の収録見聞記をお話ししました。

NHK大河ドラマ「八重の桜」収録見聞記
・諸藩宝蔵院流槍術 流派一覧
・NHK放送センターでの収録
・放送センター内の「道場」
・NHK制作の「宝蔵院流槍」

収録「基本稽古・しごき」

・NHKの「撮影」

会津の「措槍(おきやり)」

役者同士の槍術試合

3月13日放映、NHK「ならナビ」について
1月12日放映、NTVニュース「宝蔵院流槍術稽古始め・狸汁会」について

2013. 7.29